念願だった佐渡島へ

棚田、廃校、酒蔵、日本で初めての世界農業遺産、そしてジオパークである佐渡島。来年には世界遺産登録の可能性もあり、その前にと思い行ってきました。

 

まずは北西に向かって海岸沿いを走り北小浦という地区へ。ここは「旧内海府小・中学校」で海に面した美しい校舎だ。現在は海洋スポーツの拠点として活用されている。

「里山紹介~廃校の風景」へ

 

日本列島が形づくられた約300万年前、日本海の海底が隆起し二つの島ができ、その後の堆積作用で一つになったという佐渡島。

島の北端「二つ亀」は、地下で冷えて固まった溶岩が隆起して地上に現れた陸繋島。柱状節理の割れ目があるのが特徴だ。日本海の遥か彼方は朝鮮半島だろう。

 

島の西岸を南下し大野亀、尖閣湾を巡り、相川近くのホテル泊。部屋からの夕日が最高に美しかった。

二日目は一気に南東の海岸まで走り岩首集落へ。狭い集落内に少し入ると「旧岩首小学校」がある。さらに細い道をくねくねと上って行くと「岩首棚田」に到達。佐渡には多くの棚田があるが海を望むここが一番美しいようだ。

「里山紹介~棚田の風景」へ

 

海岸沿いに南下して、たらい船で有名な「矢島経島」、千石船の基地として栄えた「宿根木」の町並み保存地区を散策し、200年前の地震で隆起した「沢崎の波食台」で島の南端に到達。そしてこの日の最後は日本一夕日の美しい学校と言われる「旧西三川小学校」へ。現在は尾畑酒造の「学校蔵」として使われている。

三日目は朝から相川の金銀山へ。17世紀初頭から開発が進み最盛期は5万人が住んでいたという。坑道内を見学した後、選鉱場跡、奉行所跡などを周る。

 

港に戻る帰路の途中、佐渡博物館を見学。スタッフから「トキに出会うことはある」と言われ、車で探しながら「トキの森公園」へ。展望台から望遠鏡で二羽のトキを発見!?

 

天気に恵まれ、盛りだくさんな三日間でした。