松代・松之山(新潟県)

新潟県中部、十日町市に属するこの地域は美しい棚田の宝庫だ。中でも松代地区の星峠の景観は日本一といえる。朝日が雲海に輝く瞬間は特に素晴らしく、2009年のNHK大河ドラマのオープニング場面にもなった。秋の収穫後、10、11月にも田んぼには水が張られており、青空や周囲の風景を映し出す水鏡が美しい。

松代地区は「日本の里百選」に選ばれている。松之山地区は古くからの温泉地で「日本三大薬湯」に指定されている。美しいブナ林が広がる「美人林」も見所だ。

この一帯は「越後妻有トリエンナーレ」の舞台の一つでもあり、過疎化の波の中で空き家や廃校を活用した地域おこしが進められている。