中野の棚田(山梨県)

甲府盆地を望む東側斜面に開けた棚田で、背景に富士山が見えることで有名な地だ。高速道路のICから近いという立地もあり、多くのカメラマンが訪れる。道は狭いながらも案内看板や駐車場が整備されている。

 

全国でもこれほど市街地や住宅地に近い棚田は少ないだろう。それなのに開放感のある伸び伸びとした棚田だ。


平林の棚田(山梨県)

中野の棚田の南に位置する富士川町平林地区。櫛形山の中腹、丸山林道につながる県道沿いに位置する。標高800mほどで棚田の傾斜もかなり急勾配。今でも里山風景が残るのどかな山村だ。

 

ここも遠景に富士山が見えるのがポイントだが、田んぼが美しい春から夏は視界が霞むことが多い。

 

棚田オーナー制度や農業体験、そば打ち体験などの導入地域おこしに力を入れている。「交流の里みさき耕舎」は、その拠点として平林区民で構成する組合で運営され、地元食材を活用した食事も提供している。ここの駐車場を利用して、地区内を散策するとよいだろう。