日本で初めて世界農業遺産に指定された能登半島。その北側、輪島市に位置する白米千枚田。日本海の青い海と田んぼの緑のコントラストが美しい。時には雨・風で荒れる日本海だが、地元の農家により棚田は大切に守られている。
また、丘陵地に広がる金蔵地区の棚田では、点在する能登特有の黒瓦の民家が写真を引き締める。「にほんの里100選」の風景である。
四季を通して海の幸と山の幸に恵まれ、酒蔵の歴史も深い能登半島。まさに里山里海の魅力が溢れる土地だ。
能登半島のほぼ真ん中、周囲を小高い山で囲まれた小さな棚田だ。2022年に農水省で新設された「つなぐ棚田遺産」に認定された。
江戸時代に天領だったこの地域は、「天領庄屋中谷家」が集落の中心的役割を果たしていた。今では、国指定重要文化財となった中谷家の屋敷を核として、住民と都会人との農業体験や交流活動が行われている。
→奥能登 天領庄屋中谷家 (noto-nakatanike.com)