やっと来ました、江之浦測候所

芸術家、写真家、建築家の杉本博司が作り上げた壮大な施設だ。コロナ前から行きたかったが、延び延びになっていた。小田原から3駅。送迎バスで坂道を上り15分のアクセス。

 

古代人は天空の動きを確認しながら、冬至から夏至、その中間点としての春分、秋分を時間の動きとして感じ取った。そこに立ち戻ってみることをコンセプトとして施設は構成されているようだ。

 

「冬至光遥拝遂道」の先端の屋根は、「古代ローマ円形劇場」の観客席から冬至の日の出の海に向かって伸びている。

メイン施設ともいえる「夏至光遥拝100メートルギャラリー」。夏至の朝、正面の海から昇る太陽光はこの空間を数分間に渡って駆け抜けるという。

 

箱根外輪山を背に相模湾を望む広大な斜面に配置された、庭園・樹木・石なども含めた60の作品群。体力的にとてもすべては回れない。帰り道は江之浦駅まで歩こうと思っていましたが、休憩してから送迎バスに乗りました。

前日は箱根ジオパークを巡るウォーキングで石垣山一夜城を訪れました。豊臣秀吉が北条攻めに一夜で築いたという山城(実際は80日くらいかかった)。眼下には確かに小田原城が確認できます。そして市街地と遠くの大磯丘陵との境目は、海洋プレートであるフィリピン海プレートと大陸プレートがぶつかっている境目でもある。むしろこれを見に来た!

 

今回は総武横須賀線、東海道線のグリーン車を乗り継ぎ小田原泊での一泊二日。ホテルは神奈川県民割?で近県からの宿泊者は大幅に割引があり、また2000円分の商品券をもらって、蒲鉾をお土産に買って帰りました。