伊豆大島ジオパークでブラタモリ!

一泊二日で伊豆大島ジオパークへ。昨年の「ブラタモリ」を参考にしながら旅の計画を立てました。

 

熱海から高速船で45分。元町港からレンタカーで三原山外輪山にある登山口に到着しました。途中、港の観光案内所、レンタカー屋さん、どこの人もホスピタリティに欠けているのに少しガッカリ。

コロナ下とはいえ観光客は少なく閑散とした雰囲気ですが、のんびりと大自然を満喫できそうです。

登山口から山頂までは約30分コース。途中のジオスポットで過去の大噴火の痕跡を見学しながら、ゆっくり時間をかけて山頂へ。

 

「お鉢巡りコース」を歩くと噴火口周りをぐるりと1時間で一周します。1986年の噴火で流れ出た溶岩の跡が裾野に広がり、海の向こうに伊豆七島の利島と新島が望めます。

ゴロゴロした火山がを踏みしめながら中央噴火口が間近に見える地点へ。1986年の大噴火の姿が生々しく残り、今でも噴煙が上がっています。

 

北西海岸の「赤禿(あかっぱげ」を散策したあと、元町のホテルで宿泊。夕食は近くの料理屋で新鮮なおまかせ寿司セットを満喫しました。

二日目は雨模様。今回の目的の一つの地層大切断面へ。約2万年間の火山噴出物の堆積と隆起で作り出されたダイナミックな褶曲模様です。1953年の道路建設工事により発見されたもので、見た目のとおり「巨大バウムクーヘン」と呼ばれている。右下に写っている車が小さい!

 

立派な建物の「火山博物館」では大島だけでなく伊豆諸島それぞれの成り立ちが分かり、大変興味深かった。

 

 

島の南東部にある波浮港。9世紀の噴火でできた火口湖が、元禄地震で海水が進入し湾になったという天然の良港だ。かつては文人や歌人が訪れたという古い町並みを散策し、「島京梵天」という鯛焼きカフェでひと休み。

 

この後は島の東岸を北上しながらジオスポットを見学し、岡田港より帰路につきました。観光地としては寂れた感のある伊豆大島ですが、火山列島である伊豆諸島のダイナミックな成り立ちを体感できる二日間でした。