奥秩父の「天空の里」 ~ 沢戸集落と半納集落

秩父市街から車で約30分。細い山道を上っていくと辿り着くのが沢戸集落。南側の山の斜面にへばり着くように民家が並ぶ。昔は養蚕農家が多かったとか。

 

出会った人の話では、

以前は50戸近くあったが今では23戸。若者は世帯を持つと仕事のある町へ出ていく。一人暮らしのお年寄りも多く、急坂の道は歩けない。食料などの生活用品はお店の車が配達している。子供たちは麓の沢戸小学校に通っていたが、そこも子供がいなくなって廃校になった。

沢戸集落から谷を挟んで反対側にあるのが半納集落。背後の山は城峯山1037m。

 

秋の紅葉黄葉が美しい奥秩父の二つの集落。しかし冬には雪深い山里となる。

秩父市から離れ、手漉き和紙の技術が無形文化遺産に選定された比企郡小川町へ。

この町にある小川小学校下里分校。2011年に廃校となったが、今でも木造校舎が残され、地域の交流施設として活用されている。

夕方の光を受けて、なんとなくノスタルジックな光景。